ヨコモはISTC世界選手権 連続優勝!!
IFMRA主催によるISTC世界選手権レースは、2000年に第1回大会が日本で開催され、以降1年おき、2年に1度、定期的に開催されて来ました。
ヨコモは第1回大会に、現在のISTCマシンの主流であるベルト駆動4駆、バッテリーを車体のサイドに縦置きとした当時としては特異なデザインの元祖MR-4TC(1999年2月発売のマシン) を投入し、初代のワールドチャンピオンカーに輝きました。
それ以降、競技用ツーリング カーの定番デザインとして世界中のRCカーメーカーの多くが現在でも採用。ヨコモはツーリング カーの先駆者として絶えずマシンの研究開発を進めて参りました。
近年では前回の2014年IFMRA ISTC世界選手権 アメリカ大会でヨコモBD7・2015が優勝 !! そして2016年ヨコモBD8・2017が再び優勝 !! ヨコモはツーリングカー世界選手権 連続優勝を達成致しました。
BD8・2017は、ヨコモ開発陣が自信を持ってお勧め出来る、現在世界最高峰のツーリングカーキットです。是非、路面を選ばずどこでも最高の走りを叶えてくれるBD8(路面変化のキャパが広く扱い易い)が、皆様の夢、想いのお手伝いを致します。
ヨコモは皆様へのパーツ供給は勿論、セッティング アドバイス等技術面でも、常にサポートを行って参ります。
2016年8月24日~27日の4日間、中国の北京で開催された大会には、22カ国からの代表150選手が集結、メーカーチームも17社が参戦する文字通りの世界最強戦となった。ヨコモは新車BD 8を投入、優勝を飾ったが、データ表のトップ10中ヨコモ3台の内訳はBD 8・2台、BD 7・1台、トップ30では他社を圧倒する入賞率、約半数の12台をBDシリーズが占め、ヨコモ製マシンのポテンシャルの高さを証明致しました。
BD 8 の特徴 |
BD 8はBD7 2016で超低重心化を採用し、ハイグリップ路面では大きなアドバンテージを手に入れましたが、グリップの低い路面では気難しさも残りました。この僅かな難点をフロントベルトを完全なセンターに寄せることで、重いモーターをさらに内側に搭載。さらにフロント及びリヤのサス周り他、細部の適正化を図り完成したのが、2016の集大成、死角無といえる熟成の新世代マシンがBD 8です。走行性能の面ではパワーオンオフ時の癖が抑えられた事、グリップの高い路面から低い路面まで常に安定した速さを手に入れることが出来た事です。路面に左右されない安定した速い走りは、世界選手権決勝レース、レグ1はコントロールタイヤの不良からタイムが上がりませんでしたが、レグ2、レグ3を見て頂きますと、他車の走行が乱れる中、快走するロナルド選手のBD 8の雄姿がご覧頂けます。路面変化に強いBD 8と、冷静沈着にしてホットなマインドを持ち合わせたロナルド選手の力量と多くのファンの方々の熱い応援があっての勝利でした。
今回の発売では様々なレースや路面状況に対応し、より多くの皆様にBD 8の性能をお届けするため、カーボン グラファイト シャーシ仕様 (アスファルト路面向き) に加え、アルミ シャーシ仕様 (カーペット路面向き) も同時発売いたします。
BD 8キットでは従来オプション扱いだった以下2点を標準装備
① アルミ(BD 8専用)特殊形状のサーボマウント
② アルミ(2016と共通)ステアリング ベルクランク
主な仕様
■加速時のクセを排除するセンター配置のフロントベルト
■センタープーリーの大径化(20T)でリヤベルトのロングライフも達成
■超低重心に合わせて最適化した、新型ブッシュ インサート式アルミ製サスマウント
■積極的に路面を追従させる形状の新型モーターマウント
■モーターをシャーシのさらに内側に移動し、重量物の更なる集中化を実現
■新型のアルミ製サーボマウントを標準装備
■フロント ダブルジョイント ユニバーサルを標準装備
■前後バルクヘッドをクロスバルクで固定し、シャーシロールを自在にコントロール
■低重心と大容量化を両立した新型SLFショートショックⅡ
■サスアーム、新型 前後ハブ、ナックルには軽量グラファイト樹脂を使用
駆動系のメインとなるフロント ドライブベルトをセンターに配置することで、駆動時のシャーシのねじれを抑制し、ストレートはもちろん、コーナーリング時にも操作性を高めます。特にコーナーの脱出時に次のコーナーへスムースにつなげられることで、サーキットの最速ルートをトレースすることが容易になり、モーターパワーも効率的に加速へとつなげられます。
さらにシンプルかつ軽量になったアルミ製モーターマウント。低重心化にも大きく貢献し、モーター搭載位置も従来よりさらに内側になることで、運動性能の向上を果たしています。また、モーターマウントの固定はシャーシセンターのビスだけで左右対称とし、シャーシのねじれに影響を与えずに、最高効率の駆動系に加えて路面追従性も高めています。
従来はオプションパーツであったアルミ製のサーボマウントを、BD 8では新規設計のうえキット標準装備としています。シャーシセンターでベルトを包み込むような形状となり、サーボもフローティングマウント。シャーシのねじれに影響を与えることなく、BD 8の性能を最大限に引き出します。
そしてこちらも従来のオプションパーツであったアルミ製 ステアリング ベルクランクとアルミ製センターリンクを標準装備とし、ステアリング レスポンスを向上させています。走行スピードの向上が顕著なツーリングカーでは、ステアリングサーボの動きをリニアに再現することで、マシンのコントロール性も高まります。
前後ハブやステアリングブロックも新規設計。緻密な計算により導き出された形状で、軽量グラファイト樹脂を使用して強度を高めています。特にフロントはダブルジョイント ユニバーサルとのマッチングも抜群。フロントハブキャリアからステアリングブロックを外すことなくユニバーサルシャフトを 外せる構造で、レース参戦を考慮したメンテナンス性も向上しています。
アルミ製のマウントに樹脂製のブッシュを装着するスタイルとなった前後サスマウント。超低重心に合わせて従来よりも1mm下げて新規設計され、ロールセンターの調整幅が広がりました。ブッシュの入れ替えでトー角を素早く変更できるので、レース時のとっさのセッティング変更にも素早く対応可能です。
Aluminum Rear Left Bulkhead Cap(Chamfer)for BD8/BD7 2016