ドリフトミーティング スペシャルラウンド 2016 イベントレポート
DRIFT MEETING Special Round 2016 -EVENT REPORT
12月10~11日の2日間、今年で10回目となるヨコモドリフトミーティングスペシャルラウンドが谷田部アリーナで開催されました。参加人数は120名オーバーと例年を超えるほどのエントリー数で、海外選手も15名の参加があり、世界選手権に相応しいメンバーが揃いました。そして、豪華ゲストのD1ドライバーの皆様、MCマナピーこと鈴木学様、審査委員長の神本寿様が今年もヨコモドリフトミーティングスペシャルラウンドを大いに盛り上げてくれました。
今回のゲストドライバーは例年以上の豪華メンバー。まずは、今年度D1GRAND PRIXシリーズチャンピオンの斉藤太吾選手。そして、2015年度シリーズチャンピオンの川畑真人選手。さらに、昨年度よりD1GRAND PRIXにシリーズフル参戦&シリーズ3位の藤野秀之選手。そして毎年、このスペシャルラウンドに来て頂いてる今村陽一選手。D1ドライバーながら、ラジコンも超一流、今回のスペシャルラウンドのD1クラス、ワールドクラスの審査も務めるドリフト侍選手、上野高弘選手。以上6名のD1ドライバーがここ谷田部アリーナに集結しました。
また、入り口では斉藤太吾選手のマークⅡや川畑真人選手の35GT-R、藤野秀之選手の180SXの3台が展示。普段なかなか見る事のできないD1マシンを間近で見れるのもスペシャルラウンドの醍醐味ではないでしょうか。
川畑真人選手と斉藤太吾選手のお台場での大ジャンプクラッシュも再現。最近では因縁のライバル同士とも言われているこの2人ですが、いざ車から降りると本当に仲の良い両名でした。
審査員はもちろんこの3名、上野高弘選手、神本寿審査員長、ドリフト侍選手。普段からRCドリフトを楽しむ3名だからこそできる実車とRCをミックスさせた審査は誰もが納得。今回も的確な審査、コメントで今大会を盛り上げてくれました。
今回のレイアウトはこちらのドリフトグランプリコースの全長をフルに使ったコースとなっており、今年開催されたヨコモドリフトミーティングの中で一番のハイスピードレイアウトとなりました。とくに、スペシャルラウンドはコースレイアウトが前日に製作されるため、少ない練習走行の中で参加選手はコース攻略しなくてはなりません。そのせいか、なかなか点数が伸びず苦戦している選手が多くみられました。
そんな難しいレイアウトでデモランを披露して頂いたのは、昨年度ワールドチャンピオンのキン選手。朝の練習走行ではなかなかリズムが掴みきれていなかったにも関わらず、素晴らしいデモ走行を披露する所はまさに職人の域。
今回はイベントの最中に、ヨコモスタッフによる「ヨコモクリニック」が実施され、参加選手対象にセッティングレクチャーや走行アドバイスなどがおこなわれました。
Day1にはエントリークラス、スポーツクラス、ツインドリクラス、RWDクラスの4クラスが行われました。その中でもRWDクラスには8名の海外選手がエントリーし、RWD世界選手権ともいえるクラスとなりました。近年、海外の大会はRWDがメインになりつつある傾向にあり、ドライバーのレベルは飛躍的に向上しています。さらに、皆、谷田部アリーナ初走行ながら追走FINALに6名もの海外ドライバーが進出し、熱いバトルを繰り広げました。
翌日Day2の注目クラスはやはりワールドクラス。世界チャンピオンを決めるこのクラスに、参加選手、ギャラリーも釘づけ。2日間通して行われた予選で上位選手が次々に高得点を出していく中、ゼッケン1番のプレッシャーからか、昨年度世界チャンピオンのキン選手がミスを連発、単走予選敗退となりました。そんな中、単走で100点オーバーを叩き出したのが、チームヨコモのハヤト選手。圧倒的車速、安定感で唯一100点越えを果たしました。2位には菅原選手、3位には星選手という予選結果となりました。海外ドライバーはJulien Noth、Timmy Woo、Andranik Dolukhanian、Aleksandr Sezemov、Jean-Philippe Junod、Muhammd Thalhaの6名がベスト16に進出し、役者は出そろいました。追走に入ってからはやはり日本人の追走スキルが高く、海外ドライバーが次々と敗退していく中、香港のTimmy Woo選手がBes4まで勝ち上がりました。そこに立ちはだかったのが、単走トップ通過のハヤト選手。駆け引き無しのハイレベルな攻防は僅差でハヤト選手に軍配あり、Timmy選手は決勝進出とはなりませんでした。しかし3位決定戦では細尾選手を下し、見事3位となりました。決勝は成長著しい星選手とハヤト選手の対戦。ここまで危なげなく勝ち上がってきた両者だけに、サドンデスの連続が予想されました。一本目、ここまでほぼアドバンテージを取られることの無かったハヤト選手の懐に星選手も果敢に飛び込み、わずかにポイントを取ります。しかし、入れ替えでは1ランクに近い食い込みをハヤト選手が披露し、あっさり決定。ハヤト選手が2度目の世界チャンピオンとなりました。
コンクール・ド・エレガンス
大好評のYD-2シリーズを展示。今回は参考出展としてYD-2 275の展示があり参加者の注目を集めていました。
近日発売予定のドリフト用新型ホイル。形状は2種類で6本スポークと、5本スポークでオフセットは2種類とも6mmと8mmをラインナップ。カラーはブラックとホワイトの2色となります。
RC MAGAZINEでお馴染の似九鳥キメル選手もRWDでついにスペシャルラウンドデビュー!結果の方はどうだったのでしょうか・・・・
エントリークラス(Day1)
スポーツクラス(Day1)
ツインドリクラス
RWDクラス(Day1)
エントリークラス(Day2)
スポーツクラス(Day2)
エキスパートクラス(Day2)
D1クラス
ワールドクラス