TEAM YOKOMO 35+ ZEN 7時間耐久レース 昨年の雪辱を果たし優勝!
TEAM YOKOMO 35+ ZEN 7-hour endurance race winner.
9月1日に千葉県にあるZEN RCサーキット様で開催された7時間耐久レースに、広坂 正美率いる5人のドライバーでTeam YOKOMO 35+として参戦しました。
昨年の7時間耐久レースでは予選TQを奪取しましたが、準備不足とレース中のクラッシュによるパーツ交換などがひびき5位のフィニッシュとなってしまった事もあり、今年はピットでのバッテリー交換時間の短縮と効率の良いバッテリー管理、5人のドライバーが安定してタイムを出せるセッティングを導き出し優勝を手に入れられるよう、約2ヶ月前から準備を開始。
特にピット時間の短縮はこのレースのレギュレーション(市販のボディピン4本で止められたボディを取り外してバッテリーの交換を行う)では他のチームに差をつけられる重要なファクターとなることもあり、ボディピンの取り外し / 取付けの機構と、クイック バッテリーチェンジャーの入念な作り込みとテストを繰り返し行うことで、ピットインからピットアウトまでの時間を約13秒まで短縮する事が出来、アドバンテージに自信を持って挑みました。
予選は上位のチームから操縦台の位置を選べ、下位のチームからピットエリアを選択できるレギュレーションの為、より有利にピット作業を進めることを作戦とし、予定通り9チーム中8位のタイムを出して希望のピットスペースを確保しました。
PM12:00から開始される決勝では、スタートから各チーム スプリントレース並みの走行を見せますが、スタートドライバーを務める鈴木 昭の果敢な走りで数分後にはトップを奪取。しかし上位3チームのタイム差はほぼ無く、1時間終了時点でもトップのTeam YOKOMO 35+から3位までの差はわずかで、ピット作業1回分程度の差しか無い緊迫の展開が繰り広げられました。
その後レースは上位4チームに大きな変動が無いまま進みましたが、4時間を終了した辺りで動きを見せました。8周差でトップを走るTeam YOKOMO 35+のタイヤ消耗が激しく、タイヤ交換をしなければレースを走り切ることができない状態となります。タイヤ交換はタイヤ・インナー・ホイールをオフィシャルから購入後に組んで取り付けるレギュレーションとなり、1周15秒弱のコースでの8周差ではタイヤ交換を行うとトップを維持しての復帰は難しくなります。また2位以下を走行する各チームはローテーションのみで7時間を走り切れるタイヤの消耗具合という事もあり、レース開始4時間半にして大きな順位変動がみられるかと思われましたが、広坂・鈴木・遠藤の3選手による素早いタイヤ組付けが功を奏し約2分でピットアウト。2位に10秒のアドバンテージを残したままレースに復帰します。タイヤ交換によりフレッシュタイヤとなったことでラップタイムを更新しながら走行し、5時間終了時には再び8周のリードを築きます。6時間以降は各チームがラップタイムを徐々に落としながら走行を重ねる中、Team YOKOMO 35+は14秒台~15秒台でレースを進めラスト35分、広坂 正美に最終のバトンを渡します。広坂は既に日が落ち他の選手が大幅にペースを抑えての走行を余儀なくされる状況でもひとり14秒台前半でラップを重ねます。途中突然15秒台半ばまでタイムが落ちバッテリー残量の不足が懸念され残り5分での緊急ピットインが必要かと思われましたが、数周後には再び14秒台での走行に戻りそのまま2位に28周の差をつけ念願のトップゴールを果たしました!
●最終周回数 1662周
●ベストラップ 14.186 / 鈴木 昭 (全体ベスト)
ZENサーキット様 HP:http://www.rc-zen.com/zencircuit.html
■TEAM YOKOMO 35+ の2ヶ月にわたるテストデータを公開!どうぞご参考ください‼
レース参戦メモ:PDF【1.22MB】
バッテリーテストデータ:PDF【1.11MB】
出走順メモ:PDF【316KB】
BD9 セッティング シート:PDF【248KB】
ESC セッティング シート:PDF【268KB】