EOS Round-1 リー・マーティン選手からのレポート
EOS Round-1 Report from Lee Martin
カーペット路面に戻ってきました!昨シーズンはいくつかのレースでエントリーが少なかったものの、EOS(ヨーロピアン・オフロード・シリーズ)は再び活気を取り戻し、12台×39ヒートというEOS史上最大のエントリーを集めて盛況となりました。私は今シーズンEOSのコース設計とジャンプの制作も手伝っています。
レースは2WDクラスからスタート。冬季のオフシーズンにセットアップを進めていたYZ-2は仕上がりも良く、手になじんだ状態となりました。最初のプラクティスからトップ3のタイムを記録しましたが、私のマシンセットは安定感とレスポンスも良好で、ヨコモ製マシンをドライブするチームの他のメンバーも好調さを保っていました。私も彼らのレースが最高の結果を得られるように最善を尽くしました。
予選は順調に進み、トップゴールも含めて常にトップ2のタイムを刻んで予選2番グリッドを獲得、優勝を狙うチャンスがあると感じました。
決勝もマシンの調子が良く、第1ラウンドではトップを走行することができました。しかし後続車からのわずかなヒットで後退し、2位ゴールとなってしまいました。総合成績でも2位となりましたが、EOSシーズンの良いスタートを切ることができました。
BメインやCメインでも若手を含むチームドライバーが活躍し、素晴らしい結果となりました。
4WDクラスでは私のYZ-4SFにスリッパー、ショックタワー、センタードッグボーンなど、いくつかのプロトタイプパーツをテスト投入しました。練習走行から調子のよい滑り出しでしたが、キャスターブロックの組み付けミスなどで順位を落とし、6番グリッドとなりました。
決勝も良いスタートを切ることができたのですが、私のマシンは徐々にスローダウンし始め、最終的にはこのラウンドを5位でゴールとなりました。電気的なオーバーヒートによるスローダウンだと思っていたのですが、実はプロトタイプのスリッパーにトラブルを抱えていたようで、スパーギヤの一部が変形してしまっていました。
総合でも7位という結果で理想的とは言えませんが、改善点が見つかったということはより良い製品開発につながったと思います。
もちろん4WDクラスでも多くのチームドライバーが活躍し、より良いサポート体制の構築、そしてもちろん製品開発にもつながっていくものと思われます。
それでは次戦のEOSでまたお会いしましょう!