チームヨコモレース報告

PRO SPEED 8周年記念 レースレポート
PRO SPEED 8th Anniversary -Race report

京都府木津川市の大型ショッピングセンターの中にある、PRO SPEED RC-STATION様 にて、PRO SPEED 8周年記念レースが開催され、チームヨコモのメンバーが参加し盛り上げました。
PRO SPEED さんは、実際には9周年なのですが、ヨコモのニューマシンである、「BD8」の名前にちなんで「8周年」にして下さったと言う、何ともありがたいご配慮をして頂きました。

 レースは、タミヤGT クラスと、マスター クラス、そしてエキスパート クラスに分けられ、3クラスに延べ約70名の参加者がバランス良く集まっていた事が印象的でした。

 エキスパート クラスの予選では、最速ラップタイムを出し、トップ争いを繰り広げた広坂 選手でしたが、転倒により後退し、決勝Aメインは3番グリッドからのスタートとなり、山内雄広 選手、後藤颯汰 選手、そしてBD8、BD7を駆る選手を合わせて、9台中5台のヨコモ車が決勝Aメインに進出しました。
決勝では、広坂選手が2番スタートの尾田真 選手を交わし、最速ラップを出しながら、トップスタートの本田真朗 選手を追い上げましたが、1歩届かず、本田 選手がトップでゴール、広坂 選手が2位、小学生ドライバーの佐々木拓眞 選手が3位となりました。

 PROSPEED様におかれましては、今後も10周年、20周年と、末永く宜しくお願いします。
 TEAM YOKOMO 一同


広坂選手による、BD8についてのレース後のコメント:

 『今回は、ヨコモの最新マシン、BD8に新しいパーツを多く組み込んでのレース参加となり、限られた短い時間の中で多くのテストを行いました。BD8の走行性能は抜群で、クセのない左右対称のコーナーリングをしてくれる所が一番気に入っているところです。

 新しいヨコモのESC、BL-PRO4を使用し、現地で様々な設定を試したところ、レース開始までに十分に満足できるスピードが出せました。5分間走行した後でも、モーターの発熱が少なかったため、更に煮詰めていけば、もっとスピードが出せると思います。これはもの凄いポテンシャルを持ったESCだと思います。

 シャーシに関しては、アルミ シャーシはハイグリップ路面、カーボン シャーシはミディアム 又は ローグリップ路面で使用するのが基本ですが、PRO SPEEDサーキットは、ハイグリップとミディアム グリップの中間くらいの路面だと思います。今回はアルミ シャーシでしか走行しませんでしたが、カーボン シャーシにする事で、更に早く走れるかもしれません。

 それから、R.T.C.(リア トーコントロール システム)という機能のついたリヤ サスペンションを使いました。この機能は、サスが沈み込むと、自動的にトー角が強くなり、グリップが確保出来る優れものです。ストレートでは、トー角が減り、コーナーではトー角が増えるので、ラップタイムの向上に繋がりやすくなります。PRO SPEEDでは、モーターが17.5ターンだったからか、R.T.C.とノーマルサスの違いは殆ど感じられませんでした。しかし私はR.T.C. を絶賛しています。何故かと言いますと、微妙な左右の走行特性の変更が、トー角の調整で簡単に出来るからです。今までですと、タイヤのバラつきなどの関係で、少し左コーナーで、リアタイヤのグリップを上げたい時には、キャンバーの微調整で行っていましたが、それがリヤのトーインでも出来るようになりました。左右の走行特性をキャンバーで変えるには、最低でも0.5度くらい変更しないと走行には反映されませんが、0.5度以上もキャンバーを変えてしまうと、ステアリングのトリムが変わる他、副作用が出やすくなります。その点、トー角で調整することにより、ほんの僅かな変更で確実にリヤグリップを変える事が出来、他への副作用が出にくくなります。タイロッドを、角度にして5度くらい回転させるだけでその効果が走りに反映されます。

 ヨコモの【リア トーコントロール システム】、新型【PRO4 ESC】.、モーター用クーリング ファンを固定出来る新パーツ、【クーリングファン マウント】もお勧めです。是非一度お試しください。

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