第6回 ヨコモ GT 全日本選手権 イベントレポート
6th YOKOMO GT National Championship -EVENT REPORT
全国のGTフリークの頂点を決める最終決戦、ヨコモGT全日本選手権2016を開催いたしました。会場となったのはもちろん聖地谷田部アリーナで、各地のサーキットの予選を勝ち抜いた精鋭85名が一堂に会し、ストッククラスとオープンクラスの2カテゴリーで熱い戦いを繰り広げました。
コンクール・ド・エレガンス
適度なスピード域で人気の高まっているストッククラス。両クラスともに回転数制限が設けられているものの、特にこのストッククラスではタイム差が出にくいため、丁寧な操作が求められるカテゴリーともいえます。そんな中素晴らしいマシンの動きでTQを奪ったのは柳澤良安選手で、他を圧倒するラップタイムを揃えながら圧巻の走行となりました。
決勝Aメインにはその柳澤選手を筆頭にタイム上位の9名がシード。さらにBメイン以下から決勝タイムの速かった2名の選手を勝ち上がりとし、計11名のドライバーで争われました。
その決勝ではTQの柳澤選手がスタートでミスを犯し、すかさず2番グリッドの松本剛選手がインを突いてトップに躍り出ます。さすがの柳澤選手も厳しい展開になるかと思われましたが、圧倒的なコーナーリングスピードで再びトップを奪い返すと、後続をじりじりと引き離します。逆に松本選手、佐藤裕一選手らの2番手争いは激化、順位を入れ替えながらの走行となります。その間にトップの柳澤選手は悠々と逃げ切り態勢に入り、16秒台中盤のラップタイムを揃えてそのままトップゴールしました。
順位 | Name | Lap | Time | Best Lap |
優勝 | 柳澤 良安 | 29 | 8:16.094 | 16.383 |
準優勝 | 松本 剛 | 28 | 8:10.197 | 16.642 |
3位 | 佐藤 裕一 | 28 | 8:13.588 | 16.727 |
4位 | 石黒 義信 | 28 | 8:15.937 | 16.790 |
5位 | 井上 健 | 27 | 8:01.448 | 16.882 |
6位 | 泉山 匠 | 27 | 8:03.871 | 17.023 |
7位 | 熊谷 洋 | 27 | 8:04.138 | 16.895 |
8位 | 土本 祐司 | 27 | 8:12.202 | 17.236 |
9位 | 塙 晃史 | 26 | 8:13.215 | 17.238 |
10位 | 武田 和久 | 26 | 8:17.886 | 17.596 |
11位 | 菅谷 恵 | 25 | 8:00.504 | 17.365 |
12位 | 新妻 剛史 | |||
13位 | 鈴木 健一 | |||
14位 | 原田 ダン | |||
15位 | 鈴木 秀俊 | |||
16位 | 赤澤 賢一郎 | |||
17位 | 相原 誠 | |||
18位 | 山下 拓 | |||
19位 | 作佐部 肇 | |||
20位 | 清水 祐樹 | |||
21位 | 平野 順 | |||
22位 | 松山 成浩 | |||
23位 | 田部 健太郎 | |||
24位 | 米田 誠 | |||
25位 | 浅井 孝一 | |||
26位 | 横内 義史 | |||
27位 | 佐藤 大治郎 | |||
28位 | 伊藤 卓 | |||
29位 | 石川 英樹 | |||
30位 | 竹内 龍一朗 | |||
31位 | 西岡 訓 | |||
32位 | 齋藤 聖侍 | |||
33位 | 青山 卓弥 | |||
34位 | 中村 信夫 | |||
35位 | 荒木 智敬 | |||
36位 | 花香 裕樹 | |||
37位 | 小暮 晃 | |||
38位 | 秋丸 誉臣 | |||
39位 | 霜田 翼人 | |||
40位 | 原田 リョウヘイ | |||
41位 | 森田 修司 | |||
42位 | 高倉 滋明 | |||
43位 | 横塚 裕光 | |||
44位 | 藤川 征仁 | |||
45位 | 岡崎 善正 | |||
46位 | 谷川 将司 | |||
47位 | 小瀬 清文 | |||
48位 | 後藤 定章 | |||
49位 | 梅野 吉則 | |||
50位 | 皿海 慎也 | |||
51位 | 臼田 亨 | |||
52位 | 納堂 誠 | |||
53位 | 諏訪 英法 | |||
54位 | 奥村 武蔵 | |||
※上位3名は、2017年度のGT全日本選手権 オープン クラスへのシード選手(地区予選免除)となります。 |
続くオープンクラスも予選上位9名に加え、勝ち上がりの2名を加えた11名でのAメイン。ダブルエントリーで勢いに乗る柳澤良安選手でしたが、そのTQに待ったをかけたのは、なんと良安選手の兄である柳澤利亘選手。わずかな差ではあるものの、決勝レース序盤からスパートをかけて2位以下をじりじりと引き離しにかかります。しかしレース中盤になるとややペースダウンした柳澤(利)選手に対し、安定感抜群の走りを見せる柳澤(良)選手が再び追いつき、兄弟でのテールトゥーノーズの争いとなります。鈴木里志選手、仁村俊彦選手、松本剛選手らもそれに続きますが、もはや柳沢兄弟の一騎打ちといった様相。そしてレース終盤に差し掛かかり、インフィールド左側の切り返しで柳澤(利)選手が手痛いミス。その隙にトップに躍り出た柳澤(良)選手が最後までトップを守りきり、史上初となる2クラス同時制覇を果たしました。
順位 | Name | Lap | Time | Best Lap |
優勝 | 柳澤 良安 | 28 | 8:03.974 | 16.450 |
準優勝 | 柳澤 利亘 | 28 | 8:04.382 | 16.565 |
3位 | 鈴木 里志 | 28 | 8:07.040 | 16.758 |
4位 | 仁村 俊彦 | 28 | 8:08.590 | 16.817 |
5位 | 松本 剛 | 28 | 8:15.534 | 16.743 |
6位 | 奥村 武士 | 28 | 8:17.251 | 16.962 |
7位 | 加藤 智寛 | 27 | 8:01.764 | 17.202 |
8位 | 佐藤 真人 | 27 | 8:03.489 | 16.859 |
9位 | 山口 博史 | 27 | 8:08.305 | 17.251 |
10位 | 森田 彰 | 27 | 8:10.456 | 17.292 |
11位 | 亀田 正之 | 26 | 8:06.756 | 17.390 |
12位 | 大山 誠 | |||
13位 | 高野 浩明 | |||
14位 | 渡部 正宏 | |||
15位 | 上田 晴康 | |||
16位 | 石黒 博 | |||
17位 | 池谷 励 | |||
18位 | 相原 誠 | |||
19位 | 山下 拓 | |||
20位 | 西村 健司 | |||
21位 | 石川 晋一郎 | |||
22位 | 伊藤 卓 | |||
23位 | 作佐部 肇 | |||
24位 | 今野 晃良 | |||
25位 | 武田 和久 | |||
26位 | 梅野 吉則 | |||
27位 | 森田 修司 | |||
※上位3名は、2017年度のGT全日本選手権 オープン クラスへのシード選手(地区予選免除)となります。 |
2016年のGTシリーズもこれにて終了。すでに開会式では来シーズンの全日本選手権開催とニューパーツ開発の話が持ち上がり、GTフリークたちのモチベーションがますます高まっていたようです。
今シーズンもご参加いただいた皆様、そしてご協力いただきました販売店様に感謝いたします。そしてもちろん来シーズンもぜひよろしくお願いいたします。