2016 IFMAR ツーリングカー 世界選手権 優勝 !!
Our BD 8 is The 2016 IFMAR ISTC WORD CHAMPION !!
2016年8月24日~27日の4日間の日程で開催されたIFMAR世界選手権レースにおいて、ヨコモの最新ツーリング カーBD 8が デビュー to Win !!
世界チャンピオンに輝いたドライバーは、チーム ヨコモを代表するロナルド フェルカー選手で、幾多の国際レースでチャンピオンに輝きながらも、世界選手権レースでは優勝に恵まれず無冠の帝王と言われて来ましたが、今回は設計者でありメカニックを務める海野幸次郎とNEW BD8のトリオでついに念願のワールドチャンピオンを獲得できました。これもひとえに多くのヨコモ、ロナルドファンの皆様方のご声援あっての賜物です。誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
※2016世界選手権レース開催場所は、IFMAR世界選手権史上初となる中国開催。北京の新設(アスファルト等大改修して完成)サーキットでおこなわれました。また、世界選手権史上初となるプレワールド無し、開催前一切走行不可の誰も走らせた事の無いコースでの開催と、異例な大会となりました。
※コースは大きく、長いフロント及びバックのストレートが2本、フルスピードからフルブレーキングを必要とされるESCはじめ駆動系への負担が大きいコースでした。路面もアスファルトながら初めて見るタイプのものでした。
※世界選手権レースは、限られた数量のコントロールタイヤを使用し、全ラウンドを走ります。どの選手も新品のタイヤは予選の偶数ラウンドでしか使用出来ず、新品タイヤを痛めずに走り、中古タイヤ使用時にもアドバンテージを残すなどの作戦も立てなければなりません。決勝では3ラウンドとも新品タイヤを選ぶことができますが、今回ロナルド選手の様に決勝1ラウンド目に渡された新品タイヤが、たまたま出来が悪くタイムが出ず、我慢の走りを強いられることすら有りました。またロナルド選手は2、3ラウンドでも外れタイヤを1回受けたら優勝は望めません。そこで彼は考えて、新品を使用せず、性能は劣るが素性の判って居る中古のタイヤ(3回走行目)で2レースを走るという、誰もが躊躇する策を平然と行い、世界チャンピオンに輝いたのです。この様な裏話も知って貰えますと、如何に現在のRCカー世界選手権レースは難しいものなのかと同時に、シビアなレースを戦っている素晴らしいスポーツで有る事をご理解頂けるでしょう。
※チームヨコモはロナルド選手を筆頭に数台の次期ニューマシンBD8プロトを投入。多くのチーム員は熟成された現BD7 2016で世界選手権レースに臨みました。尚、総合9位入賞のニコラス リー 選手はBD8、10位入賞の秋山 直輝選手は、熟成のBD7 2016を使用しての快挙です。ベスト10にはヨコモ車がトップタイの3台入賞、またベスト30にはヨコモBD使用の選手が圧倒的最多入賞を納めている事もBDの優秀性の証明です。
※世界選手権優勝のBD8は、BD7 2016の挑戦的マシンの際立って良いところ、低重心ハイグリップ路面に優れるという性能を残しつつ、ローグリップ路面への対応、駆動系の負荷軽減等を大幅にリファイン、世界選手権のコースが事前テスト出来ない以上、路面がどの様なもので有れ、前回の2014年世界大会優勝に続くヨコモ2連覇を目指して、路面、コースを選ぶ事なくどこでも最大限の性能を発揮出来るマシンを目標に開発を進めました。BD8最大の特長、路面変化に対して、寛容なマシン。この性能が、今回の勝利に結びついたものと確信しています。