BD11が遂に全貌を現す!レースで戦うためのユーザビリティ
BD11 finally reveals its full potential! Usability for racing competition
世界のレースシーンで戦える性能だから取り扱いが難しい・・・というのはすでに過去の話。性能を最新のスペックとして高めつつ、楽しみながら厳しさも感じられる、ホビーとしての競技用ツーリングカーが必要とされる時代が訪れています。
ヨーロッパのトップレースで度重なるテストを行い極められた走行性能。サスペンションや駆動系を大胆にリファインしながらも、常に開発ビジョンとして掲げられていたのは誰にでもレースが戦える“ユーザビリティ”です。剛性を確保しながら柔軟性とのバランスにより引き出されるしなやかなステアリング性能、最新のサスペンションをシンプルなセッティングメソッドで構築し、ドライバーがコントロールに集中するための安心感を高めています。
特徴的なグラファイト製の高剛性ロングサスアームは、樹脂やアルミパーツとのハイブリッドで構成され、シャーシロールを減らしてコーナーリングスピードが向上。度重なるテストで耐久性も確認し、安心してコーナーを攻めることが可能です。
キット標準でRTC(リヤ・トー・コントロール)システムを装備しています。旋回スピードを高めながら、コーナー出口での立ち上がり加速を引き出すことができ、現代のレース用ツーリングカーには必須のアイテムとなっています。
フロントショックタワーは劇的な形状変更を果たしています。左右をセパレートすることでフロント周りにフレックス性を持たせ、マイルドな操作感に仕上がります。ハイグリップ路面などでの走行を想定した剛性を高めるパーツもリリース予定です。
フロントのダブルジョイントユニバーサルも新設計となり、精度と耐久性が向上しています。スタビライザーもサスアーム下に設置され、低重心化を促進しています。
シャーシのフレックス設定に合わせてアッパーデッキも新形状に。フロント側にはステフナーを併用することができ、路面状況に合わせて剛性バランスを調整可能です。
アッパーデッキリヤ側はポストで固定していますが、ベアリング保持と微細なクリアランス調整により、ピッチング剛性を維持しながら、ロールはしなやかに動く設定となっています。
アッパーデッキのリヤ側とバルクヘッドの接合部は、ヨコモオリジナルシステムである、Oリングを挟み込んだローラーピン支持のATF(アクティブ・トップデッキ・フレックス)。シャーシのねじれを最大限に引き出してリヤトラクションを高めています。Oリングの硬度変更やスペーサーなどに変更することで、旋回性能を自在に操ることができるポイントとなります。
前後のショックアブソーバーもシャフトガイドが新設計になり、さらにスムーズな作動を獲得しています。