先鋭化するドリフトマシンにおいて、ステアリングの操作特性はマシンを仕上げる最重要ポイントとなっています。確実に路面を捉えながら、それでいてドライバーに余裕をもたらす安定感が、SD3.0の新ステアリングシステムに備わっています。
リヤ周りもトラクションを高める最新のノウハウが投入されていますが、十分なリヤグリップを確保しつつも、前後のバランスを重視しているのがSD3.0の特徴です。重量バランスと剛性バランス、そして重心位置によるロールバランスも考慮し、ただリヤがグリップするだけのマシンではなく、フロントのグリップやトレース感も高めて、確実にステアリング制御ができるマシンへと進化しています。
<シャーシ仕様>
■ グラファイト製 ダブルデッキシャーシ
■ 新型 アルミ製 ステアリングシステム
■ アルミ製 フロントバルクヘッドサポート
■アルミ製 サーボマウント
■ アルミ製 アッパーデッキポスト
■ 3/4ギヤ選択式 アルミ製リヤバルクヘッド
■ 前後アルミ製ショックタワー
■ アルミ製 サスアームマウント
■ アルミ製SLFビッグボアショック
■ アルミ製 一体型フロントアクスル
※ キットには2チャンネルプロポセット(送信機、受信機、スピードコントローラー、サーボ)バッテリー(Li-po2セル)、充電器、モーター、ドリフト用タイヤ・ホイール、ピニオンギヤ(48ピッチ)、ドリフト用ボディ、ポリカーボネイト用塗料等は含まれません。別途お買い求めください。
*The kit does not include body, wheels, tires, motor, batteries ,pinion gear, and other R/C electrics.
前後に車高調整式アルミ製ショックを装備。確実な減衰でタイヤトラクションを高めます。
新設計のアルミ製ベルクランク+センターリンクのステアリングシステム。切れ角を最大限高めるとともに、アッカーマン比やバンプステアも考慮し、高いステアリングレスポンスと操作性を両立させています。
ステアリングポストを前傾させることで、ステアリング作動時にタイロッド位置が高く変化するように設計されています。外側(ステアリングブロック側)も作動時には取り付け位置が高く変化するので、タイロッド自体が元の角度をを維持するようになり、ニュートラルなステアリング特性を維持しやすくなります。
バンプステアに対する特性変化も抑えられ、コーナーリング中にスロットルをあおっても挙動変化が最小限になり、追走でも大胆に攻めることが可能です。
フロントバルクヘッドのリヤ側には新型のアルミ製バルクヘッドサポートを装備。シャーシ側固定位置を従来よりリヤ寄りに設定し、さらにステアリングポストもシャーシとバルクヘッドの上下で固定することで、フロント周りの剛性を大幅に高めています。
ストレートからの飛び込みやクイックな振り返しでもフロントが引っ掛かりにくく、安定したグリップ感を得ることが可能です。レスポンスの割に操作性が高く、安心してフロントに荷重をかけられるようになりました。
フロントには軽量なアルミ製一体型アクスルを採用。シムの移動により車幅を簡単に調整でき、回転精度も高めてフロントの転がりを引き出します。
フロントバルクヘッドに加え、サーボマウント兼用のアッパーデッキポスト、バッテリーの前側に設置したポストを組み合わせ、様々な剛性バランスを設定できます。路面状況やタイヤグリップによって変わる前後のトラクションバランスにも柔軟に対応します。
スパーギヤ軸を中心にモーター位置をローテーションさせ、路面状況に合わせて重量バランスを変更可能です。重量物はすでにリヤ車軸に近づいていますので、あえてモーター位置を低く設定するのも最近のトレンドです。
ギヤ位置の変更により3ギヤと4ギヤを選択可能なアルミ製のリヤバルクヘッド。モーターの搭載方向を変更することで回転時に起こる反トルクを利用し、ピッチング方向への荷重のかかり方をコントロールすることができます。
従来よりもバルクヘッドをリヤ側に後退させ、さらにバッテリーもリヤ車軸に近づけることで、車軸重量を最大限に高めています。ユニバーサルシャフトもジョイントの角度をつけ、加速時にリヤトラクションが高まる設定にしています。
リヤサスアームはショートタイプを採用。ロールモーションがリヤグリップを高める方向に働きやすく、コーナーでスライドの収まりが良くなります。
リヤスプリングは巻きピッチが途中で変わるプログレッシブタイプ。細かいピッチの部分で微振動を抑えられるので、硬いタイヤを使うドリフトカーには相性の良いスプリングです。
サスマウントは前後共にアルミ製を装備しています。リヤ後側はバルクヘッドの位置変更に合わせたオフセットタイプを使用しています。
リヤバルク後側のキャップはねじ4本で簡単に脱着可能。すぐにデファレンシャルにアクセスすることができるので、ギヤデフのオイル粘度変更や、ボールデフ使用時のメンテナンスがイージーになります。
従来セパレートとなっていたメインシャーシは一体型に変更。ボリューム感のある2.4mmのグラファイトプレートでありながら、新たなデザインの肉抜きでしなやかな仕上がりとなっています。